1%の努力
久しぶりに自分の意思で本を買って読んだ。
エジソンの名言で
「天才とは99%の努力と1%のひらめきである」
というものがある。
これは一般には「どんな人でも努力をすれば天才になれる」
という解釈がされているが、実はこれは
「どんなに努力をしても最後の1%のひらめきが無いと天才にはなれない」
という裏返しだ。
自分は努力が大嫌いだ。
憎いとかそういう嫌いではなく、「出来ない」。”Can not”の方だ。
エジソンが99%の努力で天才になったなら、
自分はその逆の1%の努力で天才になりたいと思った。
するとつまり、残りの99%をひらめきに全振りしなければならなくなる訳だが
人からはよく「変わってるね〜」と言われているのでその辺は大丈夫だろう。
読み進めていくと繰り返し出てくる前提条件がある。
「環境で人の境遇はある程度決まっている。」
ということ。
人は生まれながらにして平等では無い。
生まれた国や時代、家庭の金銭状況や親の遺伝子等々、生まれた瞬間に与えられた
ステータスは絶対に変えることはできない。
これずっと思ってたけど、リアルで人に言ったらなんですけど、
「生まれたくて生まれた人」っていないですよね。
いたら先生だけにわかるように
みなさん机に顔を伏せてゆっくり右手をあげてください。
悲しい哉、親のエゴによってこの世界に排出された我々には一切のエゴは無い。
ただ、この本は救いを与えてくれた。
人の境遇は生まれながらの環境である程度決まっている。
それでも変えられるものとは何か?
99%は無理だけど1%だけなら努力できそうだ。
そんな99%のひらめきをお持ちのあなたにぴったりの本だ。